お知らせ

[終了しました]東日本大震災連続ワークショップ 2023 in 陸前高田

【2023.08.06 予定通り終了いたしました。ご参加いただいた皆さまに感謝申し上げます。】

2011年3月11日に発生した震災により東北地方から関東地方に至る多くの沿岸部が被災し、各地で復興に関する取り組みが進められています。わが国に甚大な影響を与えている東日本大震災から、どのような教訓を得るのか。研究を通じて、今後の復興に対してどのような知見を与えることができるのか。地域安全学会は、東日本大震災を契機とした将来的な防災と復興について議論を深めていくことを目的として、2012年より「東日本大震災連続ワークショップ」を開催してきました。被災から復興までには長い年月がかかります。時間の経過とともに異なる復興の各時点において、皆様から持ち寄っていただいた話題を題材とし、ワークショップの中で情報共有と今後の地域防災に向けての知見を得たいと考えています。それらを数年にわたり継続しながら、様々な被災地の方々との交流を通して、実施していきたいという趣旨で企画を進めて参りました。
東日本大震災連続ワークショップは、これまでにいわき市、大船渡市、宮古市、気仙沼市、石巻市、釜石市、南三陸町、南相馬市、オンライン開催、1回の中止を経て、名取市と、 岩手県、宮城県、福島県の各自治体を会場としてきました。第11 回目となる本ワークショップは、夏に岩手県陸前高田市を会場として開催を企画しております。
今回のワークショップでは、震災から12年が経過した時点における皆様からの研究成果を持ち寄っていただき、テーマに即した議論を進めるとともに、陸前高田市の復興状況についての見学会を予定しています。また基調講演として陸前高田市からのご報告、また地域安全学会会員から陸前高田市で取り組んだ研究に関して報告してもらい、参加者の皆様とともに意見を交換する場を設けたいと考えています。

 

主 催:一般社団法人 地域安全学会
共 催:東北大学 災害科学国際研究所

後 援:陸前高田市
日 程:2023年 8月4日(金)~5日(土)
会 場:陸前高田市文化会館 奇跡の一本松ホール(岩手県陸前高田市高田町館の沖)


8 月4 日(金)

 

13:00 受付開始

13:30 開会

 主催者挨拶

 来賓挨拶(陸前高田市 佐々木拓市長)

13:40 基調講演開始

基調講演 1)「陸前高田市における震災後の地域防災の取り組み」

  陸前高田市 防災局防災課 中村𠮷雄 課長

基調講演 2)「東日本大震災後の自主住宅移転再建にみる住宅復興と地域再生の課題」

  名城大学 都市情報学部 柄谷友香 教授

14:55 基調講演 終了

15:00 研究発表会 開始

 プログラムは下記

18:22 研究発表会 終了

18:30 閉会

18:45 懇親会開始(和食 味彩にて:会場から徒歩3分)

参加費:お一人5,000円

20:30 懇親会終了

 

8 月5 日(土)

 

8:30 貸切バス待機開始 (アバッセたかた前 まちなか公共駐車場)

※レンタカーは公共駐車場に駐車可です

8:50 公共駐車場より バス出発

9:00~12:00 現地見学会(協力:陸前高田市)

  震災遺構 気仙中学校、3.11 仮設住宅体験館、陸前高田市役所 他

12:00 見学会終了

  各自昼食(アバッセたかた周辺に飲食店あり)

13:00 JR一ノ関駅への送迎バス発車

14:15(予定) JR一ノ関駅着

※14:51発 新幹線 やまびこ64号東京行きに接続予定

 

  • 参加費
    • 講演会、研究発表会:無料
    • 現地見学会:4,000円(8/2変更)
  • 各種参加費の徴収方法について

 大会当日受付にて学会事務局で徴収します。現金のみ。

※参加登録は終了しております

  • 各種参加費の徴収方法について
  • 東日本大震災特別論文集

  2,000円/冊

  筆頭著者には1冊を贈呈いたします

 


研究発表会プログラム

発表時間:12分、討論時間4分(1鈴10分、2鈴12分、3鈴16分)

A-1. 15:00- 都道府県における災害対策本部の体制の現状―業務継続の視点による分析―   寅屋敷 哲也(早稲田大学)
A-2. 15:16- オープンデータを用いたGISによる地理教材の作成と防災教育・地域展開に関する研究-東日本大震災以降の地域・社会変化の伝え方を事例として-   坪井 塑太郎(社会安全技術研究所)
A-3. 15:32- 岩手・宮城・福島の東北3県沿岸と福島県内市町村における東日本大震災前と現在の防災担当部署の変化   渡辺 善明(浪江町役場)
A-4. 15:48- 東日本大震災の災害ボランティア活動者数の推移と要因の検討   飯塚 明子(宇都宮大学)
A-5. 16:04- 東日本大震災による長期避難者の実情調査-京都府・大阪府・岡山県への避難者調査から-   小山 真紀(岐阜大学)
A-6. 16:20- 被災地の公的住宅セーフティネットでの「孤独死」の発生および発見プロセス -東日本大震災における岩手県内の建設型仮設住宅の場合-   田中 正人(追手門学院大学)

【10分間の休憩】
A-7. 16:46- コロナ禍における災害公営住宅等に居住する被災者の生活行動分析   杉山 正晃(大阪公立大学)
A-8. 17:02- 自然がもつリスクの受容を意図した災害科学展示の実践-せんだい3.11メモリアル交流館・企画展「私がここで暮らしていくための科学〜『黒い壁』の正体」-   三條 望(せんだい3.11メモリアル交流館)
A-9. 17:18- 東日本大震災と大学進学率との関連についての予備的分析   川見 文紀(同志社大学)
A-10. 17:34- 岩手県における東日本大震災の経験を有する最終世代生徒の防災知識に関する調査分析   杉安 和也(岩手県立大学)
A-11. 17:50- 災害時のセクシャルマイノリティの方々の困難や避難所におけるニーズについての報告   北村 美和子(東北大学)
A-12. 18:06- 原子力防災訓練における広域避難訓練の実態に関する一考察   重川 希志依(常葉大学)

司会進行:A1-6 佐藤 翔輔(東北大学)・A-7-12 寅屋敷 哲也(早稲田大学)

 

PDF形式のプログラムはこちらからダウンロードできます

連続ワークショップin陸前高田|プログラム


地域安全学会東日本大震災特別委員会

委員長  生田 英輔(大阪公立大学)

副委員長 佐藤 翔輔(東北大学)

委 員  杉安 和也(岩手県立大学)

委 員  寅屋敷 哲也(早稲田大学)

委 員  松川 杏寧(兵庫県立大学)